白山の黒百合　２００３年

２００３年８月１日〜１５日
ティールームぶらっく
金沢市本多町3-10-15
後援/北國新聞社

ごあいさつ

２年前の写真集白山と昨年の白山花模様の出版で、今までの仕事をまとめてからも、白山の撮影は続けてきました。そして今はもっと、洗練された作品をそろえることができます。しかしそれは、新しいものではありません。

今までの作品は人に例えると、若々しく健康そうな状態を表現してきたと言えます。ところが人が被写体の場合は、そういう状態でなくても優れた作品はあります。

私が撮ってきたのは、山の良さの一部だけで、山を歩いて感じる良さは、他にもたくさんあります。しかし、どのようにすれば、それを表現できるのかがわかりません。

黒百合は、一風変わった姿で、芽吹いてから枯れるまで独特の変化をします。この黒百合を撮ってみたら、何か新しい白山が撮れるかもしれないと思い、昨年は山を歩きました。

まだまだ不十分ですが、その経過を発表できることを嬉しく思います。